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第2回勉強会講師 谷亮治さんにインタビュー

​今回第2回目の勉強会でお世話になった谷亮治さんと、Actのメンバー江見夏季、勝尾光、田中美緒で4月に行われた京都府知事選挙の勉強会の総括を座談会形式で行いました。座談会では、谷さんに勉強会の評価をしてもらうはずが、谷さんのファシリテーションに圧倒され、私たちも答えるのに苦労しました。その勉強会の座談会の一部始終をお届けします!

写真:4月5日第2回勉強会での谷亮治さん(以下谷さん)

 

☆プロフィール☆

谷 亮治(たにりょうじ)さん

京都市役所 地域自治推進室 京都市まちづくりアドバイザー

 

博士(社会学)、専門社会調査士、SF冒険小説家 など

「勉強会のテーマ設定が客観的に見てどう感じましたか。アバウトすぎましたか」

 

谷亮治さん(以下谷さん):目標が達せられたのかどうかで有り無しが変わると思います。皆さんが設定された目標が達成できていれば100点、出来てなかったのなら改善点が必要だと思います。皆さんは、目標が達成できていたと思いますか?

 

勝尾光(以下勝尾):テーマに対する目標設定はある程度出来ていたと思います。やっぱり人集めの設定は上手く出来ていなかったと思います。

田中美緒(以下田中):100人は違います(笑)

 

江見夏季(以下江見):教室的に10人前後は来てほしかったです

 

谷さん:ではどんな人が来てほしかったですか?

 

勝尾:選挙に来たことがない人とか、毎回同じ人ばっかりで、

嬉しいですけど、毎回同じメンバーだったというのはありますね

 

谷さん:10人前後選挙に来てない人が来てほしかったけど

蓋を開けてみてみるとどんな感じでしたか?

 

田中:4、5人で選挙に行っている人でした

 

谷さん:なるほど、という事は目標が達成できていない、狙った通りにいっていないということですね、何が課題だったと思いますか?

 

江見:テーマが固すぎた、アバウトだったと思います

 

谷さん:テーマが固いのにアバウト?どういう事でしょうか、ぼんやりしているということですか

 

勝尾:時間的にも行きづらい、テーマが難しいという事も挙げられますね

 

谷さん:なぜ?

 

江見:時間が昼休みと、授業がかぶっている時間でしたね

谷さん:テーマが固くない、柔らかくして、必修と被っていない時間だともうちょっと来たのかもしれないということですね。他に、皆さんが思った通りに行かなかったポイントは何ですか?

 

勝尾:始業してすぐだったので、広報的にもあまりする時間がなかったです。

 

田中:ポスター掲示は1週間程度、メール配信も1週間前と3日前には行っていました

 

谷さん:広報は十分だったのか、もうちょっと改善が必要なのかというのがありますね

 

江見:チラシは公務員を目指している生徒などに配布したり、選挙権を得たばかりの新入生などに行き渡るように配布しました。

 

谷さん:1週間前というのは、光華の学生さんは日程を合わせやすいのですか?

例えば僕だったら、仕事の都合があるのでひと月前でないと合わせにくいですね。

どんなに遅くても3週間前には分かっていてほしいですね。

 

「思い通りに行かなかった点は」

 

谷さん:勉強会イベントは割と思い通りになりましたか?そもそも、こんな風になるといいなという想定はなかった?

 

勝尾:その設定は甘かったです。講義じゃないものを目指していたので

 

谷さん:杉岡先生のオンラインは講義になりがちですよね

 

勝尾:選挙のテーマというのが、まじめの雰囲気なので、固くなるような、気軽に来にくいテーマ設定を自分たちがしてしまったのではないかと思います。

 

谷さん:ではどうしたら改善できると思いますか?

 

江見:机の配置を変えてみたり、自分らが進行したりするのがよいのではないかと思います。

勝尾:ロの字型の配置なら喋りやすいのでは?

勉強会イベントでは谷さんの回が、沢山発言していましたよ。

谷さん:と、なるとオンラインでは無理ですよね(笑)

皆さん大学では”ファシリテーション”とかの練習はされていますか?

田中:全くしないです。言葉も深くは知らないです。

勝尾:最近知ったぐらいです(笑)

 

谷さん:30人集まって創造的な話をするのも難しいのですが、

そういうのをしやすい場づくりを“ファシリテーション”っていうのですけど

最近、大学で教えられているところが多いです。そういうのを勉強しておくと、話が整理され対人スキルも上がり、ほっとくと固い雰囲気になりがちだけれど、砕けた雰囲気にもっていける。そういった技術も開発されているのでいいのではないかと思いますね。

 

谷さん:他に思った通りに行かなかったことはありますか?

そもそも想定外すぎて、こんな風になったらいいなというのが、ぼんやりしていたなって感じですか?

 

勝尾:そうですね、ぼんやりしていました。

 

「逆にやってみて意外によかった点はありますか」

 

勝尾:卒業生が毎回通ってくれたことです。

 

谷さん:それは、想定外ですね。なぜ、卒業生がきたのですか?

 

勝尾:その人は今、転職で公務員を目指しています。

 

谷さん:もう一回こっちに通っているという事ですか?

 

勝尾:学校の授業では来てなくて、勉強する場として光華を借りているので

公務員と関連してこのActの活動に興味を持ってくれたのではないかと思います。

 

谷さん:卒業生・・・。それは想定外ですね。

他に何か良かったことはありますか?例えばアンケートでこういう嬉しいことを書いてくださったなどあれば

 

江見:自分たちアンケートを取っていなくて・・・。

谷さん:ということは、参加者がどう感じたかのフィードバックはペーパーでは貰えていないという事ですか?

 

田中:はい、そうですね。

 

谷さん:では、見ている雰囲気はどうでしたか?

 

勝尾:自分たちが一杯一杯でした。

 

谷さん:なるほど、それは大きいですね。

自分たちが一杯一杯にならない工夫が必要ですね。

どうすればいいでしょうか?

 

田中:もっと準備期間を増やして、気持ち的にも大きく幅をもたせるべきなのではないかと思います。ですが、いつもそう思ってイベントに取り組むのですが、なかなか上手くいかなくて・・・

 

谷さん:なぜ準備期間が増えなかったのでしょうか。何が妨げになりましたか?

 

江見:学校に集まる機会が少なかったわけではないのですが、他の準備もあり、大変でした。

 

谷さん:なるほど本業が忙しいという事ですね。

一同:本業が・・・(笑)

 

勝尾:実施時期の問題もあると思います。

 

谷さん:いっそのこと、4月に選挙で2月3月に選挙の勉強会をやっていたほうがよかったのかもしれないですね。そう考えるとギリギリでの開催でしたね。ギリギリにやる意味があるのでしょうか。

その準備が、主催側に出来ていなかったですね。なるほど、わかりました。

今の話を聞いて、コツと言いますか、少しだけこんなやり方があるよという事で聞いていただきたいのですが、そもそもローカルなボランティアイベントでの20人の集客は、かなり難しいです。その20人もご新規1人ってなかなかないですよ。大抵こういうイベントに来る人はヘビーユーザーかその知り合いかです。そして、私たち身内の知り合いとか。まあ、20人であるのならば、なにかの間違いでポスター見て来ましたっていう人も1人ぐらいはいるかもしれませんが、それはたかが知れていますよね。そう考えると20人という目標設定は大きなチャレンジという事になります。では、こういうイベントで成功している人は何をしているのか。

それは、自分が他の人のイベントに行っているという事です。

僕はその人のことを“誰よりも集客できる人は誰よりも集客されている人”

と呼んでいます。

例えば、他の学生さんがやっている団体のやつに行き、仲間を作っていく

準備が不足していたというのは、関係性の不足もあります。

後は、話にくい問題ですね。

僕も今なるほど、そういうのを期待していたのだなと気づきました(笑)

そういう依頼をしていないですよね?

 

勝尾:していないですね。

 

谷さん:講義をしてくださいという入りでしたので、講義の形式の授業になる場合もあると思います。もし我々に双方向の意見交換を期待するのであれば、そういう依頼をできる講師にするべきであろうと思います。

もしその話があれば、杉岡先生のオンラインでの授業という話にもならなかったと思いますね。オンラインで双方向はかなり難しいと思います。依頼の仕方も重要ですね。

後は、振り返りも重要ですね。

アンケートでなくても、参加者の振り返りをするべきだと思います。

想定も重要ですね。

どういう人が何人来たら、成功というのを決めていたほうがいいですね。

あらかじめ決めておくと、終わった後上手くいかなかったのか、上手くいったのか

という評価ができるので。上手くいったのであれば、何が上手くいったのか。上手くいかなかったのであれば、何がいけなかったのかという検討ができますよね。

 

勝尾:想定ができなかったので、ぼんやりしていました。

上手くいったかもぼんやりでした。

 

谷さん:数字があったほうが分かりやすいですね。何人を目標とか。

 

「テーマが固いのにアバウト問題」

 

谷さん:では皆さん、どんなテーマなら行きたいですか?

 

勝尾:あんまり政治とか選挙とか言わないほうがいいですね。

 

田中:みんなで時事問題について仲良く喋ろうとか、砕けた感じの方が良いですね。

お菓子を食べられるとか。

 

谷さん:難しいですよね。

固いとはいえ、扱うのは選挙ですよね。

 

田中:逆にテーマから逸れすぎてしまうと、選挙に関心がある人が来なくなってしまう

 

谷さん:と考えると、4、5人でも結構検討した方ではないかと思いますね。

思う通り行かなかったというか、そんなもんなんじゃないかって思います。

選挙に関して4、5人集められた、大きな財産ですよ。なかなかですよ。

 

勝尾:前回の衆議院の模擬選挙では、120人ぐらい人が来たので

今回のテーマは少し硬すぎたのではないかって余計思いますよね。

 

谷さん:ド直球ってことからいくと、伏見の市議会議員選挙で地域の人がやっていた。候補の議員を各党から呼んできて座談会させるというのがありまして、結構の人が来ました。やっぱり、各党の候補の議員さんが、施策について議論するって、見たいじゃないですか。そのぐらいのノリと勢いも大事ですよね。ガチですから。負けてしまうと投票で負けちゃうので。なかなか大変ですよ。全ての党に、声かけて全ての党に来てもらう。

地域の人頑張りましたよね。

 

「Actのホームページ」

勝尾:私たちホームページ作っているのですが・・・

 

谷さん:初めて知りました(笑)

 

勝尾:ホームページが響いていないというか、杉岡先生にも分かりづらいと言われました。

 

谷さん:これは・・・見づらいですね。(笑)スマホに対応してないとなると・・・。これは確かに・・・。WEBサイトはどうしたら良かったですか。

 

勝尾:初めて自分たちも作って、他の奴も何も見ずに手探りで作ったので

参考にできるものが分からなかったです。

 

谷さん:自分たちがホームページを見て参加したことは?

一同:無いです。

 

谷さん:それじゃあ、ホームページを見て参加する人の気持ちもわからないですね。

なるほど、あんまり集客にはWEBサイトは使わないのですが、Facebookは日本人の35%は使っています。世界最王手でもそんな感じですよ。そこにひたすら情報を上げ続ける、“単純接触効果”はいいと思います。嫌でも、ひたすら上げることで見てもらえ、覚えてもらえるのでインパクトは十分にありますよね。大変ですが、そういう努力も必要だと思います。

 

ローカルなイベントではWEBで集客はできないですね。基本身内なので。

たまに、ローカルなWEBサイトを作っておいて、京都新聞とかローカルなマスメディアに知っておいてもらうというのがありますが、プレスリリースとしてWEBは20人ぐらいしか見ていないけれど、それを見た新聞記者が「これええやん」ってなって取材して、京都新聞に載せると広がるというのがありますよね。

 

勝尾:取材は、事後でした。集客にはならなかったです。

 

谷さん:事後じゃ意味ない(笑)

 

江見:次は後輩をつくりたいですね。

 

谷さん:後輩を作る技術も必要です。自分たちの活動をそのまま、コピーはなかなかいないですからね。難儀な課題です。

 

勝尾:自分たちがいる間に後輩には来てほしいです。

Actの名前が固いので、やりづらいです。

 

谷さん:女子大生が乗りやすいものにしたほうが良いですね。政治や選挙を押すよりも、アクティブに活動するというのを押す方がウケも良さそうですね。関心のあるものをActしようのほうが良い気もします。名前の変更からやるべきですね、(笑)

勝尾:今後ホームページの改善もするので、アドバイスおねがいします!

 

谷さん:まずは“お客さん経験”が必要ですね。行ってみてガッカリも必要ですよ。私が、人を呼ぶときにはこうしようってなるじゃないですか。アナウンスが不親切なところに行くと、問題点が分かるので行ってみると勉強になります。呼ぶ側にならなくても、呼ばれる側を経験してみるといいですよ。素人がやっているイベントですから。きっといい勉強になります。

インタビューを終えて

 私たちが、問いかけるというよりも考えさせられる問いかけを返されるので、より考え深い総括になりました。イベントを開催する際には、自分たちがお客さんの目線になることが、大事という事に気づかされました。お客さん目線で考えるには、自分たちの足で経験すること、これがイベント成功への道なのではないかと思いました。(田中)

 

 ただ質問にたいする答えを言うのではなく、自分たちがどうしてその質問をしようとしたのか、どうなってほしかったのかと聞かれ、問われる中で深堀しながら答えを自分たちで探すことができました。(勝尾)

 

 

インタビューと言っても、考えさせられる部分があったのでとても勉強になるインタビューでした。また、自分たちはアンケートによる来場者の声を聴いてなかったので、次回のイベントのためにも来場者の声を聴くべきだと思いました。(江見)

     谷さん、お忙しい中ありがとうございました!!